Yama Go!Go!

Kagoshima Mountaineering Circle

ゴーグルが必要なところに行くのですか? 私、初心者なんですけど

ゴーグルが必要なところに行くのですか?
私、初心者なんですけど・・・

そのような発想の方は根本的なことを勘違いしています。例えば、降水確率が低くても雨降るときは降ります。日常生活なら雨宿りもできますが、相手はアウトドアフィールド。
ゴーグル携行は、晴れ予報でも雨具は持ってきてくださいと言ってるのと同じです。
300回山に行ってもゴーグルと無縁の方もいれば、初参加で降灰に見舞われる方もいるでしょう。
備えには、ベテランとか初心者とか関係ないわけですよ。

気候が穏やかな山は、それは気持ちのいいものですが、しかし自然がいったん機嫌を損ねると手が付けられません。我々は、日常生活の常識は通用しない世界へ足を踏み入れるということを心してください。

安全ありきで考えるのをやめましょう。
山によってパラメーターに違いはあるでしょうが、ここなら大丈夫のはず・・・という考えが危険なのです。アウトドアフィールドでは、危険ありきで考えそして備えるのです。
ゴーグル携行は、ごくごく当たり前で基本的な備え。
鹿児島の山は、ほとんど火山活動によって形成された山。降灰に備えない方がどうかしてます。
降灰ばかりではありません。山ですから、気圧が不安定になれば平地より遥かに強い風が止まらないことも。巻きあがった砂塵はそりゃー手を焼きます。

枕崎に桜島の火山灰が降ることもあります。2018/06/16、磯間嶽で実際遭遇し地元の方もビックリ(@_@)
目が開けてられない状況に遭遇しても、両目を保護、かつ両手が空く一番安価なアドバイスがゴーグルです。
水泳ゴーグルは一流ブランドでも高くて3000円程度。
管理人のゴーグルは“SWANS SR-1”。ジップロックに入れっぱなしですから、シリコン変形の心配がないノンクッションタイプ。あと視界は明るい方がいいでしょう。

勘違いしてほしくないのは、体力とテクニカルは参加者レベルに合わせられますが、自然現象には最悪を想定し備える事しかできません。
当サークルは、状況にっては装備を持たない人をサポートすることは不可能であり、また状況が悪化すると、その人からドミノ倒しのごとく総崩れとなるのです。

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