春を告げるキリシマミズキ
キリシマミズキは九州と四国の一部にしか咲かず、また、九州では霧島山系でしか見ることができません。
マンサクより少し遅れて咲くキリシマミズキは、4月中旬から咲き始め霧島の遅い春を代表する花です。韓国岳のえびの高原側アカマツ林付近と韓国岳火口付近、また、えびの高原キャンプ村の渓流沿いに多く自生しています。
透明感のある可憐な花は、葉のない枝先に穂状花序を垂らし、淡黄色の花が5~9個連なって開きます。
ところでミズキといえば、ミズキ科ミズキ属の落葉高木で、枝を析ると水がにじみ出ることからこの名前が付いたとわれますが、キリシマミズキはこのミズキとは全く別物でマンサクの仲間です。似た花にトサミズキ、ヒュウガミズキ、マルバマンサクなどがあります。
キリシマミズキ開花log
例年の見頃 04月16日~4月26日(1週間程度)
- 2017年
例年より1週間ほど遅い。4月16日開花、4月23日五分咲き、見頃は4月26日~5月2日。