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Kagoshima Mountaineering Circle

登山コンパスと筆記具、必須道具に変更

登山コンパスと筆記具、必須道具に変更

コンセプト
登山を始めるなら、いの一番に学ぶべき読図(地図読み)。
鹿児島にあるどの山岳会も読図は常識でしょう・・・との認識で、座学講習会や定例会研修でメンバーに読図浸透を図りますが、個人レベルへの浸透はなかなか難しいのが現状。
その証拠に、山岳会のメンバーでありながら、鹿児島でも遭難報告が後を絶ちません。中には死亡に至った遭難もいくつかあります。難易度が高い山での話でもありません。
ベテランが在籍する山岳会であっても、詳しい方と人任せな方の差が大きすぎることの現れです。

整備された登山道を歩く機会が多く、GPSが手軽となり、読図はさらなる遠い存在で道迷いが自分に降りかかろうとは考えもしない昨今、当登山サークルは、読図意識の抜本的見直しを図ってみようと考えます。
集合で地図に関するプチ講習を毎回おこない、各目的地でコンパス測定、全員がコンパスを常に胸に下げとくという状況を当たり前に。
そして最終的には、リカバリー技術に優れた存在を目指してみましょうか。

姑息な作戦
ついでに、リピート率アップ作戦♪
初参加者が間違いなく目を通す “登山道具のページ”。
最初に必要とする道具の優先順位、コンパスを登山靴より高くしてみます。

申し込みの段階は気持ちに勢いがある。靴は様子を見たいが、コンパスくらいなら・・・。
その勢いに乗じて登山道具を1点でも買ってもらう。コンパスがアウトドアでこんなに役立つのか・・・ということを目の当たりにしてもらい、自分の道具と山に愛着を持ってもらおうという姑息な作戦。
そして、友達などと連れあう個人山行レベルとは違うということを最初で実感してもらう。
決してこっちがホントの目的ではありません。ついでです。ハイ。

7月に初実践
7月大浪池で初実践を行ってみました。口頭のみでレクチャー。
今回はお試し講習により、現在地から目標にコンパスを合わせ進路方向策定のプロセスを実践するだけのつもりだったので、口頭でいけると思いました・・・が、しかし、『磁北線』など言葉のみでは説明と理解が困難でした。いったん文字に起こし、その後言葉による追加説明が望ましい。
08月05日矢筈岳にはマニュアル間に合わせます。
またルート記入はCLが行いましたが、ルートの引き方まで講習に組み込んだ方がいいと思うので筆記具も追記。

言葉のみだったので、最初はうまく伝わらなかったようですが、2回目測定では『なるほど!』と皆さんなかなか様になっていまして、なぜコンパスを首から下げるか理解していたようでした。
さまざまなレベルの読図講習を毎回繰り返し、そして、慣れた方が新しいメンバーにバトンを渡すという流れが生まれればと思います。

必須道具となるもの
登山コンパス
2018年06月29日に必須変更。規定は『長辺が10cm以上のプレートコンパス』、規定ブランドはSILVAとSUUNTO。
筆記具
2018年07月17日追記。油性ボールペンが濡れに強く、アウトドアではタフな加圧タイプがいいかも。色はルート書き入れとメモ書きに目立てば何色でも構いません。

上記は、2018年7月より初参加者全員が必須となりました。
既存メンバーは、8月が暫定期間(LINEでは7月と通知でしたが8月に変更)。9月から必須となりますので8月中に揃えましょう。

その他GoGo通信

道具条件の表現変更
2018年04月より、パーティーサポートに “ナビゲーター&アンカー” という協力を得て、サポート体制がより盤石なものとなりました。関連して、道具条件の表現を変更しました。
年間スケジュール” の “Infoグレード2”、『道具基本4点は必須』から『まずは登山靴、残りの登山道具基本4点は早めに揃えましょう』に表現変更。

“ポリシー1 山行装備”をもう少し緩和できないか・・・、頭をひねりましたがとりあえず据え置き。
以前、誰かが開聞岳遭難で軽装&ヘッドライト無しが新聞沙汰になったし、当サークルでも、雨具&ヘッドライトの出番は低いグレードでも幾度か実際あるわけです。ザックにしても、規定品とそうでないものは体力温存と安全に雲泥の差があることは言うまでもありません。
道具の重要性が身に染みている方には無用のポリシーです。

ミーティング、しばし休止
約1年間行われたミーティングは、このGoGoニュースに姿を変えしばらくお休み。
ミーティングに使われたドキュメントは、当登山サークルの今まで経緯と方向性を示した公開できない資料により、IDとPWで保護されたミーティングホルダーで保管しています。
機が熟せばまたミーティング復活も必然となるでしょう。
それと現在の “ポリシー” は、スッキリ生まれ変わったv2。ゴチャゴチャうるさかった “ポリシーv1” もミーティングホルダー保存。
ミーティングドキュメントや、うるさ過ぎたポリシーv1に興味ある方、また懐かしい方は管理人へIDとPW請求で閲覧可能です。

鹿児島山岳スポーツクライミング連盟

このセクションは、 JSPOJMSCA 公認ライセンスや、鹿岳連が主催するイベントを案内します。
鹿児島山岳スポーツクライミング連盟(鹿岳連)とは、鹿児島県における山岳スポーツの安全と普及を図る団体。 “鹿児島の山岳会” でも少し説明。

沢講習会 八瀬尾川
山岳会主催でなく鹿岳連主催なので、山の魅力の普及や鹿岳連の活動を知ってもらうための活動です。今回は沢登り講習会で、初歩的なロープワークも習います。参加後、山岳会に入らないといけないとか面倒なことはありません。
当サークル同様、沢靴だけは準備が必要ですが、ハーネスやヘルメットなどレンタルは参加費に含まれています。7mmプルージックコードは持って帰れます。お得です。
管理人も参加します。

場所:八瀬尾川(鹿岳連主催 / 悠山会主管)
期日:2018年08月11日 土曜(体育の日)
参加費:1,500円
募集人数:一般公募15名程度

スポーツクライミング指導員
待ってましたの鹿児島開催。
スポーツクライミング指導者には、指導員、コーチ、上級コーチとあり、今回は一番下っ端の指導員で一般ピープル向けの JSPO & JMSCA 公認ライセンスです。
スポーツクライミング指導員に関しては、 Magic Lizard にまとめてあります。
だいたい目安として、5.10aを登れれば良しとされています。ちなみに、コーチは5.11、上級コーチは5.13。
管理人は申し込み済み。

場所:大隅青少年自然の家
期日:2018年11月03~04日、11月23~24日
受講料:20,000円くらい

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