Yama Go!Go!

Kagoshima Mountaineering Circle

登山でGPS活用

登山でGPS, 環境とソフトウエア

登山でGPS活用 ♪
電子地図でルートを作成し、リーズナブルで超高機能な登山GPSスマホアプリ“ジオグラフィカ”にそのルートを取り込む手順です。
当サークルでは、実践ルートと詳細ルートの2種類のルートを作成。
実践ルートはジオグラフィカ単独でも作成できます。道順に沿った詳細ルートはPCで作ります。
配布されたルートを取り込むSLなどは、ここ読み飛ばし“スマホ 前日までのGPS準備”から参照。

登山でGPS活用パソコン環境 - 鹿児島登山サークルパソコン
カシミール3D
windows版の電子地図。無料版の地図でも高度取得できるがちと面倒。年間使用料1680円のスーパー地形は高度が組み込み済み。
Dropbox
オンラインストレージサービス。複数のコンピュータ間でファイル共有できる。2GBまで無料。

登山でGPS活用スマホ環境 - 鹿児島登山サークルスマートフォン
ジオグラフィカ
スマホで機能する超高機能GPSアプリ。960円ポッキリで制限解除、使い放題。
Dropbox
PCとスマホ両方にインストール。

パソコン 前日までのGPS準備

当サークルでのルート作成は、CL(チーフリーダー)が担当。SL(サブリーダー)などルートを必要とするメンバーは、LINEなどで配布された実践ルートと詳細ルートの2種類をジオグラフィカに取り込みます。ここは読み飛ばし、“スマホ 前日までのGPS準備”から参照してください。
ここでは、CLが行っている手順を記載。

カシミール3Dでルートを作る
登山でGPS活用 ウェイポイント - 鹿児島登山サークル
ウェイポイント作成
まずはカシミール3Dの地図上にウェイポイント(マーカー)をポンポンと作成し、ルート作成はそのポイントを後からつなぐイメージ。
1. 地図上、右クリック[新規作成][ウェイポイント作成]。
2. ポイントの箇所は、スタートと終了地点、分岐や出会い、展望所や山頂や谷、またカーブやコル部にも大雑把に。
3. 1つのルートで10~20のポイントが標準、もちろんそれ以下でも以上でも構わない。
4. すべてのポイントに『屋久島 淀川登山口』や『屋久島 宮之浦岳』など名前を付ける。
ウェイポイントの管理フォルダは、ルート単位ではなく山単位や山域単位にすると重複ポイントを作らないで済む。

登山でGPS活用 実践ルート - 鹿児島登山サークル
実践ルート
ウェイポイントを直線で結んだもので、このルートを現場で使とき、紙の地図とコンパスで目標に進んでいく過程とほぼ同じ。
1. 先ほど作成したウェイポイントのスタート地点で右クリック[新規作成][ルート作成]or[登山道作成(ルート)]で作成開始(どちらでも良い)。
2. 経由するウェイポイントを結んでいきます。
3. ウェイポイント作成時に付けた同じ名前が、ルートポイントにも入ります。ここ重要!

登山でGPS活用 詳細ルート - 鹿児島登山サークル
詳細ルート
細かくプロットすることで、累積高低差, 距離などがより正確に算出でき歩行計画に便利。また、ジオグラフィカにトラックで取り込めば、トラックロックオン機能によりルートを逸れると警告を出すこともできる。
1. 右クリック[新規作成][登山道作成(ルート)]で作成開始(登山道作成が良い)。
2. 区切りとしたいポイントは、先ほどのウェイポイントをクリック、もしくはShiftキーを押しながらクリック。
3. 通常のクリックは、ポイントプロパティの『GPSへ転送するポイント』がoffとなり、​2.の操作はonになる。グラフ表示では、onのポイントごとに区切られ、その区間ごとの距離などが表示される。

ルートをDorpboxへ保存
DorpboxアプリをPCへインストールするとPC上のフォルダーとして使え、また同時にスマホのDropboxへも自動反映するのでメチャメチャ便利。
クラウドさまさま♪

ファイル形式GPX
1. カシミール3Dで、メニューバー[編集][GPSデータ編集]、もしくはショートカットキー[Ctrl + L]でGPSデータエディッタが開く。
2. 該当ルートを右クリック[ファイルの書き出し]、ファイル形式GPXでDropboxに保存。

一連の作業が終了したら、ルートで結んだウェイポイントは削除する。
ルート作成時にルートポイントとしてウェイポイントがコピーされたので、ジオグラフィカにルートを取り込むだけで、ジオグラフィカ側にもウェイポイント(マーカー)は作成される。後述するが、ウェイポイントの修正や追加、実践ルート修正もジオグラフィカ側で行う必要がある。同じ名前のデーターが2か所に存在するのは混乱を生むため、カシミール3D側のウェイポイントは削除すべき。

スマホ 前日までのGPS準備

Dropbox ジオグラフィカへルートインポート
​​​LINE配布ルートを使うには、ここ読み飛ばし次へ
1. Dropboxのファイル[・・・]をタップ。
2. エクスポートを選択。
3. 別のアプリで開く・・・。
4. ジオグラフィカを選択。
5. 実践ルート(55route)はルートとして、詳細ルート(detailed)はトラックでインポート。
ジオグラフィカルートインポート Dorpbox - 鹿児島登山サークル


LINE ジオグラフィカへルートインポート
​​LINE配布ルートを使うには、ここから参照
1. LINEにアップロードされたルートの右上ファイル転送をタップ(プレビュー表示されないときも)。
2. ジオグラフィカを選択。
3. 実践ルート(55route)はルートとして、詳細ルート(detailed)はトラックでインポート。
ジオグラフィカルートインポート LINE - 鹿児島登山サークル

ジオグラフィカでルート表示
1. 左上[メニュー][ファイル][ルート]でインポートしたルートを表示。ホーム画面、ツールボタンR(右下のR)をタップでも同じ画面に行く。
2. インポートデータのRをタップしてルート案内を選択。
3. トラックの記録開始を訪ねてくるが、ここではキャンセル。
4. そしてルートの表示を確認したら、右下Rをタップし■タップで案内終了。ツールボタンRの緑色がオレンジ色に変わってます。
ジオグラフィカルート案内終了 - 鹿児島登山サークル

地図のダウンロード
絶対、忘れないように!
ジオグラフィカにルートを取り込んだら、その山域の地図をルートより広めにダウンロードします。
機能制限解除をしていない場合、一度にダウンロード出来るタイル数は300枚まで、また、使える回数も5回まで。これだけ優秀なアプリです。960円くらいさっさと払いましょう。
1. 左上[メニュー][ツール][一括キャッシュ作成]。
2. 最大ズームレベルは16が良いが、山域が狭くメチャメチャ拡大して見たい人はMAX17でも。
ジオグラフィカ一括キャッシュ - 鹿児島登山サークル

登山当日のGPS実践

1. 前項[前日までの事前準備]の[ジオグラフィカでルートを表示]のルート案内を開始しトラック記録も開始。
2. ジオグラフィカを起動したスマホを胸の前​で構え、矢印と目標の直線を一致するまで体を回転。
3. 体が向いている方向が進む方向。
実技は山でないと説明できないことが多いので、希望者には個別に実践指導します。ついでに紙の地図とコンパスで、山座同定のやり方も覚えましょうか。

覚えたほうがいいジオグラフィカの機能
トラックログを自動で開始・終了するトラックリンク
距離, 高度差, 予想時間, 磁方位を音声案内し、実際のコンパス使用の訓練にもなるマーカーロックオン
表示トラックから外れると警告を出すトラックロックオン
トラックのペースを再現するトラックリプレイ

GPSの地図はノースアップで使用。
ヘッドアップNG。
どの地図も上側が北と決まっており、地図はクルクル回して使わない。回したい場合は自分が向きを変える。そのうちに相対的な方向感覚が身につく。
また、スマホのコンパスはまれに大きくズレることがあり、ノースアップが読み違いの確立を下げます。同時に、アナログのコンパスでも確認する習慣をつければ、さらに実践的なスキルが身につくでしょう。

絶対忘れちゃならないこと !!!

山は、携帯電波の状態がいいとこなんてほとんどありません。オンライン環境が必要な作業は、前日までに済ませておきます。

前日まで、実践(55route)をルート取り込み。
前日まで、詳細(detailed)をトラック取り込み。
前日まで、ジオグラフィカに登る山域の地図を一括キャッシュ。
当日、スマホ予備バッテリー満充電で携行。10,000mAh以上を推薦。

ところでカシミール3Dは、設計が古くUIがお世辞にもいいとは言えません。
なかでも致命的なのは、ルート作成時にウェイポイントをクリックすると、そのウェイクポイントのコピーが勝手に作成されルートポイントとして組み込まれます。そして、そのコピーは同期していません。
これは重複という悪手かと。

例えば、『屋久島 荒川登山口』をスタート&ゴールとするピストンルートを作ったとします。スタート地点とゴール地点は同じはずなのに、スタートポイントを移動してもゴール地点は移動しません。なんと、ウェイポイントとルートスタート地点とルートゴール地点の3つのポイントができてしまうのです。
仕様とするなら、ポイントを分けるか聞いてほしいもんです。

何が問題かというと、『屋久島 荒川登山口』という目標がいくつもあるっておかしな話でしょ?ジオグラフィカに取り込んだ際にもこの弊害は引き継がれ、マーカーがいくつも作成されます。
ジオグラフィカは、ウェイポイント(マーカー)とルートポイントを区別しないのでウェイポイントを修正するだけ。
これが普通です。
細かい作業はPCにはかないませんが、ほかに適当なPCソフトウェアも見当たりません。
詳細ルートなどカシミール3D、実践ルートはジオグラフィカ、データ管理の要はDropbox・・・と、ややこしいですが重複に気を付ければ登山で快適GPSとなるでしょう。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で