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Kagoshima Mountaineering Circle

登山ハーネス 2017年

ハーネス(harness)

登山で使用するハーネスとは、ロープを体につなぐ安全ベルト。
一口にハーネスと言ってもいろんな種類があって最初は混乱しますが、初めての1本は、マウンテニアリング(登山)からクライミングまで使えるハーネスが良いでしょう。
おすすめハーネスの前に、種類などをちょっと整理してみます。

当サークル規定は、レッグループタイプの2点吊りでビレイループ付帯。ノーブランド品はNG。
推薦は、“Petzl社製ハーネス”。

2017年11月更新

登山用ハーネスの種類

Full body harness / フルボディハーネス

全身にまとうハーネス。
子供など頭が重いので逆さ吊りにならないフルボディハーネスを用います。

Chest harness / チェストハーネス

チェストハーネスとは、その名の通り胸部に装着。
過去ハーネスと言えば胸部に装着するスタイルしかなかったらしいですが、決してチェストハーネス単体で使ってはなりません。必ずシットハーネスとペアで使います。

Sit harness / シットハーネス

シットハーネスとは腰と太ももの下半身に装着。
ぶら下がった格好が座っている様な格好になることからその名が来ています。シットハーネス単独でも使いますし、チェストハーネスとセットでも使います。
登山で単にハーネスと称す場合、シットハーネスを示す場合がほとんどで、当サークルでももちろんシットハーネスを示します。

シットハーネスの種類

Diaper harness / ダイアパータイプ

ダイアパーとはオムツですから、オムツタイプとなります。シューズやスキー板を履いたまま装着できます。
主に歩行と軽量に主眼を置き、また、携帯にも楽なように薄いナイロン素材で簡単な作りです。難易度の高い登山でリーダーが救助用に一本ザックの中に入れたり、また登山中、落下は考えにくい難所だが万が一が起きないように着用したりします。
当サークルではリーダ以外必要ありません。

Leg loop harness / レッグループタイプ

まず最初に購入するハーネスです。
レッグループタイプ(セパレートタイプ)とは、落下を前提としたクライミング用。
ロープを固定するタイインループは、それぞれウエストベルトとレッグループに独立しており、ビレイループでつながれています。落下の衝撃を分散するのに優れているのと同時に、体がねじれず逆さ吊りになりにくい構造となっています。また衝撃に備え、ウエストベルトやレッグループにはクッション構造が工夫してあります。

上記ハーネスの種類は形状別ですが、用途別にも種類を分けたりします。
“アルパインハーネス(alpine harness)”や“スポーツハーネス(sports harness)”など。簡単にいうと、アルパインハーネスは歩行と軽量を意識し装着性を重視した設計。スポーツハーネスはスポーツクライミング用で、頻繁な落下でも体に負担を与えず頑丈でギアを沢山装備しやすい設計。

最近のスポーツハーネスは軽量化が進み、堅牢だと重量が増すという一般論も過去のものとなってきました。
アルパインハーネスとしてよく用いられてきたダイアパーハーネスは、BlackDiamondアルパインボッドが395g、Mountain.DAXアルパインライトシットハーネスが400g、Petzlアスピルが450g。一方スポーツハーネスですが、PetzlアキラM 345g、PetzlヒューロンドスM 280gとトンデモナイ軽量化を実現しています。
要は上位モデルを1本持っていれば全てをカバーするという訳です。

ハーネス各部の名称

1.ウエストベルト, 2.ウエストベルト調節バックル, 3.ストラップリテイナー, 4.タイインポイント(タイインループ), 5.ビレイループ, 6.レッグループストラップ, 7.レッグループ調節バックル, 8.ギアループ(ギアラック), 9.トレイルラインループ(ホールループ)
最初に購入するレッグループタイプはどのようなものかまで解りましたので、次にレッグループタイプ各部の名称。
殆どの名称は理解できますが一部メモ書き。

4. タイインポイントのタイイン(tie-in)とは、結びつける, 抱き合わせる, 調和を取るという意味。
また、タイインポイントをタイインルームとも呼ぶそうですが、出典がイマイチはっきりしないのでこの呼称は当サークルで使用しません。
5. ビレイループのビレイ(belay)とは、英和訳でも登山用語としてロープで確保するとでてきます。
9. トレイルラインループのトレイル(trail)とは、引きずった跡,通った跡,痕跡という意味で、ギアラックの一部らしいですが今だ詳細は不明です。使ってる人を見たことありません。

スリング2本で簡易ハーネス(即席ハーネス)が出来るようなことを見かけますが、その方たちは簡易ハーネスでぶら下がったことがあるのでしょうか?ジンワリぶら下がっても恐ろしく痛い。衝撃なしでこれですからね・・・。
非常時と言えばそうでしょうが、非常時がある様な所には必ずハーネスを持参します。少なくとも当サークルではこれを徹底します。

ハーネス選びのポイント

素材
激しく摩耗し衝撃が集中するタイインポイントとビレイループに、上位モデルはスリングでおなじみの超素材ダイニーマを使用。強度と軽量化を両立し、さらに摩擦抵抗が低いので衝撃の少ない姿勢を瞬時に復元します。

重量
400gを切ればまぁまぁ、350gを切れば軽さを実感、300gを切れば羽のよう・・・は大げさだが相当軽い。
歩行もあるならば、少しでも軽いほうが良いに決まってます。

バックル形状
ダブルバックバックルかシングルバックル。シングルバックルは折り返しが絶対必要。うっかり締め忘れが無いのはダブルバックバックル。

調整型レッグループ
レッグループ調節バックルがついている方が靴を履いた後から履ける。ウェアも薄手から厚手まで対応可能。
しかし、バックルがあると故障の原因や重量がかさむという理由から避ける人も多いが、あると意外と便利なときもある。

ウエストベルトのクッション性
最近は、クッション材ではなく、ウエストベルトの幅と形状で衝撃吸収する設計を目にします。よって、一昔前の登山ショップで説明を受けた、ベルト部分が薄いと痛いですよ・・・という時代は変わったようです。

ギアラックの数と形状
一昔前のアルパインハーネスは、ギアラックの数を減らし軽量化や収納性、またザックとの干渉軽減を図ってきましたが、現在は4つでも十分軽量で邪魔にならないモデルが出ています。4つだと多目的で便利です。
また邪魔にならない形状とは、フロントギアラックはギアが取り出しやすいリジッドタイプ、リアギアラックはフレキシブルタイプ(フラットタイプ)など。

Twoバックルウエスト調整
ウエストベルト調節バックルが2個ついたもの。
着用サイズがS~XLサイズなど幅広く対応し、タイインループがキチンとセンターにくるように位置調整もできます。
主観ですが、2バックルハーネスは、クライミング講習会やクライミングジムなどレンタルで重宝しそうです。しかしアルパインでは、重量がかさみ機構が複雑になるハーネスは避けたいものです。上位モデルには、2バックルウエスト調整はありません。

Petzl hirundos & aquila promotion.

当サークルが使用するハーネス

Petzl HIRUNDOS / ペツル ヒューロンドス

Petzl ヒューロンドス
高難度クライミングのための軽量で快適性に優れたハーネス。
スポーツクライミングとアルパインクライミングのどちらにも対応するハイエンドモデルです。ヒューズフレームテクノロジーは、軽量でスリムでスッキリとしたデザインにより優れた快適性を提供します。4つのギアループによりギアの整理を簡単に行うことができ、またダブルバックHDバックルにより素早くウエストベルトを調節することができます。ウエストベルトとレッグループのバイアステープ、100%ダイニーマのタイインポイントにより、耐摩耗性に優れています。

¥14,580(without tax 13,500)
B01N29GXOZ
Petzl / ALTERIA

サイズ XS S M L
重量 250g 270g 280g 300g
ウエスト 61 – 71 cm 67 – 77 cm 74 – 84 cm 81 – 92 cm
レッグループ 48 – 53 cm 48 – 53 cm 52 – 57 cm 55 – 60 cm

Petzl AQUILA / ペツル アキラ

Petzl アキラ
高難度クライミング/マウンテニアリングのための軽量で快適性に優れた調節型レッグループ付ハーネス。レッグループに調節機能の付いた、テクニカルなアルパインクライミングに最適なハイエンドモデルです。ヒューズフレームテクノロ ジーは、軽量でスリムでスッキリとしたデザインにより優れた快適性を提供します。4つのギアループによりギアの整理を簡単に行うことができ、またダブルバックHDバックルにより素早くウエストベルトとレッグループを調節することができます。100%ダイニーマのタイインポイントにより、耐摩耗性に優れています。

¥19,440(without tax 18,000)
B01N29FG7A
Petzl / ALTERIA

サイズ XS S M L
重量 310g 330g 345g 370g
ウエスト 61 – 71 cm 67 – 77 cm 74 – 84 cm 81 – 92 cm
レッグループ 46 – 56 cm 48 – 58 cm 52 – 62 cm 55 – 65 cm

Petzl SITTA / ペツル シッタ

Petzl シッタ
激しい使用に対応するハイエンドクライミングハーネス。
クライミング、マウンテニアリング用ハーネスのハイエンドモデル『シッタ』は、かつてないコンパクトさ、軽量性、快適性を提供します。 ハーネス『シッタ』に採用されているワイヤーフレームテクノロジーは、ウエストベルトとレッグループにダイニーマを使用することで、最適に荷重を分散し、高い快適性を実現しています。 高難度クライミングに適したハーネス『シッタ』は、クライマーのムーブを妨げません。

¥28,080(without tax 26,000)
B015Z2Z1D8
Petzl / ALTERIA

サイズ S   B015PEF46A M   B015Z2Z1D8 L   B015DJTK4Y
重量 240g 270g 300g
ウエスト 67 – 77 cm 74 – 84 cm 81 – 92 cm
レッグループ 48 – 53 cm 52 – 57 cm 55 – 60 cm

Petzl sitta promotion.

上位モデル持っていればオールマイティーということですが沢登りは違います。
性能の問題ではなくて、沢登りはとにかく汚れます。そして、硫黄分の多い霧島の小谷川など、ゴムや化繊を著しく痛め匂いも染みつきます。
沢登りを上位モデルでというのは辛い話。ケイビングハーネスや乱雑に扱っても構わないハーネスを用意したほうが賢明です。

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