Yama Go!Go!

Kagoshima Mountaineering Circle

山と登山のマナー

登山中のあいさつ

鹿児島登山サークル 挨拶マナー

すれ違いでは『こんにちは』、追い越す時は『お先に失礼します』、道を譲ってもらったら『ありがとうございます』。
すれ違いで自分が登りや緩やかな下りなら自発的にあいさつし、傾斜のきつい下りなら登りの人が挨拶するまで待ちます。登りの人は息が切れて声を出したくないときもあります。挨拶がなければ軽く目礼程度で済ませるのが良いとされています。
また、相手から挨拶が返ってこないとガックリという方もいますが、挨拶は自分のために行うものです。

登山中の周囲への配慮

特に大人数のときは、自分たちだけの世界に入り周囲のことが見えなくなりがちです。登山中も周囲の状況を把握し迷惑にならないよう心がけます。
大きな音でラジオを鳴らしながらずっと歩かない。クマ鈴などの鳴り物は必要な場所以外では鳴らさない。
ヘッドフォンをつけたままで歩くのもマナー違反。すれ違いなどの際、声をかけても聞こえず、また、落石の音など周囲の音が聞こえないので非常に危険です。
パッキングやストックの取り扱いにも注意します。パッキングが不十分で、道具やペットボトルなどが落ちれば事故につながりかねません。
また、ハシゴや岩場などではストックを収納し、ザックが人に当たらないようにするなど、周りの人へ危害のないように。

景色のいいところは休憩や昼食をとっている方もいます。
そこへ写真が撮りたいためズカズカ立ち入るのも相手にすれば気分良くありません。ましてや多勢となると迷惑千万。
先客がいて、写真など近くまで立ち寄るときは『失礼します』と声をかけ少数にとどめる。

登山道をふさがない

登山道をふさいで休憩したり、写真を撮ったりするのはマナー違反。
後ろから早いペースの登山者が来る場合は、最後尾の人が声をかけ、山側によけたり、落石を起こしにくい・受けにくい所で待ったりするなど、安全な場所で道を譲ろう。ハシゴや鎖場では追い越しせず、譲り合いで安全を第一に考えます。

登山道は基本的に登り優先です。
登りの人は体力的にきつくペースを変えたくないというのと、下りの人のほうが相手に気づきやすく、すれ違う場所も探しやすいため。
ただし、登り優先のルールは状況によります。登りの人数があまりに連続したら、下りの人はなかなか前へ進めない。そんなときは互いに声かけし、譲り合うことが大切です。
やせ尾根など安全にすれ違える場所が近い方が譲る
団体のグループはより少ない人数のグループを先に通す

植物や石の採取禁止、動物へのエサ禁止

鹿児島登山サークル 植物や動物マナー

植物や石などを持ち帰ってはいけません。生態系保全のため、少量であっても持ち帰るのはNG。
また同様の理由で、外来の植物や動物を山に持ち込まないのもルールです。外来植物の種子を山へ持ち込まないよう、帰宅後は登山靴をきれいにし、登山口では、靴裏についた種子を落としましょう。

かわいいからと、野生動物にエサを与えるのも禁止 !!
人からエサをもらった動物は、エサを自力でとれなくなって死んでしまったり、人へ近づきすぎるようになったりする。食物連鎖にも影響が出るのです。

登山中のトイレ

鹿児島登山サークル トイレマナー

登山コース中のトイレの場所はあらかじめ確認しておきます。
登山道に入る直前に、必ずトイレに行ってから出発。また、登山中にトイレがあったら立ち寄っておきましょう。

我慢できない場合、登山道から離れた安全な場所、また近くに沢がある場合、沢から10m以上離れてください。
土に少し穴を掘って用を足し埋めます。埋めないと分解されないまま沢へ流れ込む心配があり、また、あまり穴が深いと分解が遅いらしく10~15㎝程度の深さが適切。
携帯トイレを持参することも検討します。登山専門店やインターネットでも購入可能。

見られたくないからと、崖など近寄るのは絶対危険!
また藪では、マムシやムカデなど毒虫にも十分注意してください。
用を足すときの山用語、女性は『お花摘み』、男性は『キジ撃ち』。『お花摘んできます』とか『キジ撃ってきます』などと使います♪
男性の小便は『小キジ』や『子キジ』とか言ったりしますね。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で