Yama Go!Go!

Kagoshima Mountaineering Circle

よくある質問の番外

登山初心者が気になる体力と安全

参加申し込み時に一番多いのが、『初心者なので・・・、体力に自信が・・・、安全に・・・』というフレーズ。
質問というより、初めてのサークルに不安なのでしょう。
これらがミックスされると、メール上で答えるのは難しいので、当サークルのスタンスを記載しときます。
それと、ここでは道具の重要性が随所に登場しますが、購入を急ぐ必要はありません。ゆっくりでいいですから、買うときは当サークル規定に沿った確りしたものを購入しましょう。

初心者なので・・・
初心者であることは全く問題ありません。次のステージへに必要な心構えや知識や技術を覚えていきましょう。
そしていずれその気になったら、誰もが憧れる山も目指してみましょうか。

体力に自信が・・・
これは返答に困ります。大丈夫とか無責任なことは言えませんしね。
よくある質問” の冒頭に『登山はハードなスポーツです。』と記載し、 “年間スケジュール” にはグレーディングの説明もあるので、よく読んでもらえれば幸いです。

付け加えるなら、初心者向けのハイキングが主体なので、歩行時間は標準タイムの100~120%で計画します。
標準タイムとは、昭文社の “山と高原地図” 記載のコースタイム。
例えば、開聞岳の標準タイムは往復4:30。120%とすれば往復5:24で、約1時間の幅を見ています。
それ以上かかるようですと、今度は日が暮れるなどパーティー全体のリスクが高くなりますので頑張って歩いてもらいます。
今まで、体力がなという方を何人も受け入れてきて、120%をオーバーしたことはありませんが、やってみないことには何とも言えないところです。

安全に・・・
この単語を使うほとんどの方が、アウトドアフィールドに出かけるという意味を完全に誤解しています。
長くなりますがキチンと説明します。
まず、安全が脅かされる大きな原因は、 “道迷い”、“転倒や滑落”、“自然現象” の3つ。

道迷い
初参加がいる場合、整備された登山道で分かり切った道ばかりですので、まず道迷いは考えにくいです。
そして当サークルは、複数のリーダーが電子地図でルートを共有。万が一にもコースリーダーがルートを外したら、複数のリーダーが連携してルート修正を警告。
バックアップは万全です。
こればかりは『任せてください!』と言えるところです。

転倒や滑落
崖や岩場などで大きな事故へ発展する可能性がありますが、 “よくある質問 – なぜボルダリング?” に記載の通り、山というのは崖や岩場のないところは滅多にありません。
ボルダリングなど積極的に参加して、バランス感覚を訓練しましょう。

そして、靴とザックが最も重要。
フィッティングできていないザックだと、岩場などで荷物の入ったザックが背中でよく偏ります。ときに一気に重心が崩れ、いとも簡単に転びます。それは危険な下りでよく起きます。
規定ザックは背中で固定されるので、重心をだいぶコントロールしやすくなります。しかし、転ばないというわけではありません。転ぶときは転びますが、簡易リュックだと動きまくって話にならないレベル。
中型ザック” にも記載していますが、規定ザックは転倒ダメージの確立を下げます。
管理人は駆け出しのころ、首から下げたカメラが振り子となり重心コントロールに失敗。九重連山の急な下り岩稜帯でものの見事に転倒・・・あれで無事なんですから・・・中型ザック様々なのです。
靴とザックはスポーツ量販店で買わず、登山専門店で買ってください。

自然現象
自然現象には、知識と道具・携行品で対処します。知識は当サークルの責任であり、道具・携行品は本人の責任です。
自然がいったん機嫌を損ねると手が付けられません。我々は、日常生活の常識は通用しない世界へ足を踏み入れるということを心してください。

山は天気が崩れやすいというのが常識です。だから、晴れ予報でも雨具を持っていきますね。しかし、雨具も持っておらず、エマージェンシーシートもない・・・こんな人誰も守れません。濡れたまま高所で風に吹かれれば体温を奪われます。
その状況が続けば、どういうことか分かりますね。

『前回2Lの水を持って行ったけど1Lも使わなかった・・・。肩が痛かったので今回は水を減らして・・・』とか、『この道具は使ったことないから・・・』など、軽量化を勘違いしてライフラインを自ら削るという危険な考え。
肩が痛いのは、パッキンが上手でない、ザックが重量分散できない、もしくは、フィッティングができない(できていない)ことが問題で、水の問題ではありません。
“転倒や滑落” でも述べましたが、ザックに問題があると転倒リスクが上がります。転んでえぐれた傷口に砂が・・・、水以外でなんでその砂を落としますか?そんな時に高温高湿度となったら・・・。
水は余分に持つもので、丁度という事はなんかあったら足らないということです。早々に中型ザックを検討しましょう。
どうせ、屋久島宮之浦岳とか行ってみたいのなら必須ですから。

例えばゴーグル。頂上付近で強風がやまなくなり、砂塵で目を開けてられなくなったら・・・。
目を奪われるという事は、リスクの重大さはMAXレベル (@_@)
更に、我々はあちこちで煙を吹いてる山に登るんです。150年に一度の激しい降灰に遭遇しないと言い切れるでしょうか?
管理人のゴーグルは“SWANS SR-1”。こんなの、パッと買ってザックの雨蓋に放り込んでおけばいいのですよ。

登山初心者のための登山道具” では、リスク軽減のため持ち物をアドバイスしていますが軽視すればリスクが上がります。
驚くことに、時には必要最小限度の道具にまで意見する方もおります。そういう考えの方が一人いるだけで、パーティー全体のリスクを著しく高めます。
リスクを平等に負担するなら、ロープワーク技術やレスキュー講習受講・・・などありますが、これら当サークルが引き受けるので、 “登山初心者のための登山道具” にある道具を揃えればいいだけ。カンタンでしょう?
各メンバーとあなた、双方が責任を果たして初めて安全は担保されます。

その他

年齢制限はありますか?
年齢は選考材料ですが、具体的なラインは状況によって変わりますのでお答えしていません。

年齢が合うか心配
『そんなことわかりません』といえば身も蓋もありませんが・・・。
facebookアルバム” でメンバーの顔を公開し、 “よくある質問” に平均年齢は記載、しかも、申し込みはそれらに同意とまであります。
経験が違うから経験のバトンタッチが生まれるんですよ。
入退会自由って書いてあるんだから、一度、参加してみて色々聞いてみれば理解も早いと思いますよ。

楽しく山登りがしたい
楽しい登山が良いですね。
しかし、登山道具の意味を一つ一つ理解することはとても重要。
道具の意味を理解しようとせず、とりあえず形だけ揃えれば・・・と、規格や実用性無視でコスト最優先の方もおりますが、そのような方は他のメンバーのリスクまで高めます。
当サークルは、さまざまな方と出会えればと願いますが、そういった事を面倒と感じる方は窮屈を感じるかもですね。

当方はサークル規模により経験者の数が少なく、新規受け入れに限りがあり、特にオンシーズンは顕著です。
参加手順” に記載通り、参加者は入会自由であるように、当登山サークルも、参加お申し込みを選考しております。

選考外の理由はいろいろで、団体行動への意識がそのひとつ。
簡単なことで、例えば自宅住所の検索先が集合住宅なのに建物名や部屋番号が無いとか、そもそも検索できないとか・・・。何かあったときに困るのは、本人と特にその家族です。とても団体行動を意識しているとは思えません。
また、申し込み時に同意いただいたはずの “参加手順” を読まれていないと拝察できる申し込みも、あとあと齟齬が生じる可能性が高まるのでお断りの対象です。

申し込みに問題がなくても、ただ単にキャパシティーオーバーということもあり、雑な方より丁寧な方が優先されるのは当たり前のことです。
以上のように選考外の理由は様々で、お尋ねになられても文章にするのが困難なので一律お答えしておりません。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で